環境に配慮した梱包って?
管理人あさひの「梱包」についてもっと詳く知っとこ!ブログ
発泡スチロールの登場
2020.06.21
段ボールは意外と歴史の古い包装資材と言えますが、比較的新しいにもかかわらず、段ボールの普及と変わらない頃に登場し、段ボールと同じくらい急速に普及した包装資材というのが発泡スチロールと言えるでしょう。
発泡スチロールは細かな気泡を含んだポリスチレンを素材としており、言ってしまえば気泡プラスチックという種類に分類されるでしょう。98%もの空気を含んだ素材で全体を形成されていることから、とても軽い上、断熱性や衝撃の吸収性といった点でも優れていることや、加工しやすいといったことから、急速な普及へと繋がったのではないでしょうか。
特にデリケートな物品を配送する際の包装、また緩衝材としての普及が目立つと言えるでしょう。
発泡スチロールの誕生はドイツとされており、日本では昭和30年を過ぎた頃から作られるようになったそうです。包装資材問屋でも段ボールと同じように取り扱いが増えていったようですが、取り扱いの減少理由もまた段ボールと同じようなものであったようです。
このように、プラスチックを使用した容器が登場することによって開発されたのが、包装を必要とする青果物に合わせた容器の開発と言え、苺であれば、苺の品質が維持されるような並べ方ができるよう成形された容器が開発されるようになったようです。
農産物の包装資材にはシーズン性というものがあるのも普及の要因といえ、時期によって発注のまとまりがあるほか、そのシーズン以外で取引がないという点を逆手に取りビジネス展開することで事業が大きくなったとも言えるでしょう。
便利な包装資材だからこそ、季節の変化を捉え、シーズンの地方を移動しながら展開することで、一年間暇になることになく仕事があるというのも強みと言えるのではないでしょう。