環境に配慮した梱包って？

MATSの利点と包装上の短所

2021.010.01

現在のレトルト殺菌プロセスは、高温で長時間調理するため、食品は香りを失い味覚も劣化すると言われています。このため食品メーカーは、かなり多くの食塩を食品に加え、フレーバーの味覚が際立つように工夫しています。MATSは１０分〜１５分という極めて短時間の殺菌という極めて穏やかといえるプロセスで、同じ温度でも熱による劣化が少ないとされています。そのことで食品のそれぞれの成分が持つ本来の香りを保つことができるわけです。そのため、食品メーカーは食塩を大幅に減らすことができるのです。MATSのもう一つの利点として、省エネがあります。短所の方は、金属を含むパッケージが使いないことです。現在のレトルトプロセスに比べて低音、短時間の処理なので、EVOHバリア容器への熱ショックも少ないという結果もでているようです。