環境に配慮した梱包って?
管理人あさひの「梱包」についてもっと詳く知っとこ!ブログ
コンビニのおにぎり包装にあっぱれ
2021.02.26
出先でも手軽に食べられることで重宝している「コンビニのおにぎり」ですが、もう一つ食べるたびに感じることがあります。それはあの工夫された包装の仕方です。それも常に進化を続け、最近になってようやくもうこれ以上は、という域にまで到達した感があります。
おにぎりと言えば、昔は竹の薄皮に包んでいくのが定番でしたが、それが今では食生活に欠かせないラップというフィルムの登場でその地位を明け渡していきました。ただ残念なのがおにぎりにまかれる海苔が食べる頃にはすっかり水分を含んで海苔のぱりぱり感が無くなっていました。当時はそれも当たり前とあきらめていた時期をありましたが、そのあきらめもコンビニのおにぎりは見事に解決してしまったのです。初めてその包装の見事さを見たときは感動させ覚えたものです。今ではぱりぱりの海苔でおにぎりが食べられるのが当たり前とまでなってしまいました。
この画期的な包装を考え出したのは、聞くところでは一人のお総菜屋さんという事です。いろいろ試行錯誤の末今の形にたどり着いたそうで、実用新案にも登録されたとのことです。おにぎりの包装には、現在の形に至るまでにはいろいろは変遷を経ていったと聞くと、ますます興味をそそられてしまいます。発端は、20世紀後半の1980年代前半と言われています。最初はセパレート型と言われる左右で開封するものでした。次に考え出されたのがパラシュート型。上へシートを引き上げていくものですが、抜きやすくするために海苔に油性分を塗ったため、あまり評判は良くなかったようです。そして、次に考え出されたのがテープカット型でこれが現在の定番となりました。コンビニのおにぎりに限らず、包装にも消費者(ユーザー)の立場になって商品開発をしないとダメ、という良い例ではないでしょうか。