環境に配慮した梱包って？

包装業界は食品ロス削減が課題

2021.06.24

今後の人口増加地域は、開発途上国の都市部に集中するといわれてます。そのため収穫地から消費地への保管、保存、加工、包装、輸送の全てにインフラ整備が急がれます。この先も食品ロス削減をテーマにした革新的な包装技術の発表が予定されています。SAVE FOODへの包装の役割を強調する国も多い。例えば、イギリスは、毎日１６０万本のバナナを破棄しているが、プラスチックの袋に入れるとバナナは７日間鮮度が保たれるとか、毎日、５００万個以上のポテトを破棄しているが、紫外線が通りにくい紙の袋に入れて暗所に貯蔵したら、破棄は３％から１％に減らすことができるなどアピールしています。小売業もバラ売りの青果物の店頭に、「あなたは買いすぎていませんか」などと買い物客に注意喚起するポスターを貼っています。日本の包装業界の取り組みも期待されています。